呪われたジェシカ ~地味怖!~

ガイコツ
どうもです。
今回は「呪われたジェシカ」について話していきましょう。

ロボコップ
この映画はジョン・ハンコック監督の1971年の作品だ。
日本ではしばらくの間、ソフト化もあんまりされてなくて幻の作品扱いされていた作品みたいだな。
今はDVDも普通に手に入るみたいだけど。

ガイコツ
筆者はこの作品、特に興味があったわけでもないのですがTSUTAYAの発掘良品コーナーでパッケージから地味ながら面白そうな雰囲気をムンムンとさせていたので借りてみたようです。
下のがDVDのパッケージです。

norowaretaje.jpg
ロボコップ
呪われたジェシカってストレートな邦題も悪くないけど原題の“LET'S SCARE JESSICA TO DEATH”てのもなんか雰囲気があっていいよなぁ。
ではそろそろ内容の話に移ろうかな。
ストーリーはこんなカンジ。




神経障害で入院していたジェシカは、夫とその友人と共に療養のため田舎町へやって来た。湖を臨む別荘へ到着した3人は、そこに無断で入り込んでいるエミリーという少女と出会う。やがて4人は共同生活を始めるが、ジェシカの周囲で奇怪な出来事が起こり始める……。
T-SITEより引用
LetsScareJessicaToDeath_1971.png
ポスターも地味怖!
ガイコツ
精神病が治癒し退院、夫と男友達と3人で生活を始めようと湖畔の家に越してきたジェシカ。長年空き家だった家に無断で住みついていた謎の女性エミリーも加えて4人の共同生活が始まるが、ジェシカの周りで次々と怪しい出来事が起こり始める・・・という話です。
地味ながら非常に怪しげな雰囲気が印象的ですね~。

ロボコップ
派手なショックシーンもほぼなく思わせぶりな怪しげなシーンがずーっと続くんだけど、それでも観てる人を飽きさせないしむしろ主人公のジェシカと一緒に怪しげな世界の中に取り込まれていくような感覚になっていくのが素晴らしいよな。

ガイコツ
登場人物も場所も建物も映画に出てくる全てのものが影があったりもやがかかってたりしてはっきりしないですし、そもそも映画で描かれていること自体が現実かどうかもはっきりしないため、作品の中に何のよりどころもないという徹底した作りには感心してしまいますね~。

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“ジェシカを死ぬほど怖がらせよう!”こう書くとなんか楽しげ
ロボコップ
次に登場人物についてだが、まず主人公のジェシカが恐ろしく不安定で、オカルト的な恐怖とか関係なく彼女を見ているだけで観てる側もどんどん不安定な気持ちになるんだよな。
ところどころ心の声が挿入されるんだけどそれも後ろ向きという徹底ぶり(笑)

ガイコツ
演じるゾーラ・ランパートの演技もジェシカの神経質さや不安定さを非常に上手く表現していたと思います。
またジェシカの連れも正常だったはずが、ジェシカや周囲の状況に影響されて揺らいでいるのが印象的ですね。
その中で謎の女性エミリーは一人揺らぎを感じさせない故に異質さと怪しさが際立つのがまた面白いです。

ロボコップ
ジェシカたちが迷い込んでしまった怪しい世界を象徴するようなキャラで、さらにジェシカたちをその怪しい世界に取り込もうとしているかのような何とも言えない危険な香りを漂わせているのがいいよな。
演じているマリクレア・コステロのまとっている妖艶な雰囲気も素晴らしい。

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死ぬほど怖がることになるジェシカさん
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ジェシカを死ぬほど怖がらせ隊隊長エミリーさん
ガイコツ
次に人物以外の部分についてですが、霊柩車や墓や棺桶だったりあからさまに死を連想させる品がバンバン出てくるほか、少女が死んだとされる湖、以前の住人の残していった品がある屋根裏部屋、排他的な田舎の村とこちらも安心させる気があまりない作りですね(笑)

ロボコップ
また、それら全てのシチュエーションで1つは嫌~なカンジのイベントが起こるからたまらないよな(笑)
イベントも地味~に嫌なイベント一辺倒ではなくてガッツリショックシーンなイベントも数少ないながらあったりして、ちゃんと緩急も付けているのがまた嫌らしいなと思うぜ。

Lets-Scare-Jessica-To-Death.jpg
墓地で謎の少女が手招きする地味怖イベント

ガイコツ
最後に音楽についてですが、ピアノの美しくもちょっと哀愁の漂う音楽が非常に印象的ですね~。
比較的明るめのシーンでもこういう音楽が流れることでジェシカの抱える心の闇や迷い込んでいる怪しげな世界を頭の片隅に感じさせるのが上手いなと思いました。

ロボコップ
あと、印象的なのは美しい音楽だけじゃなくて、嫌~なシーンではシンセサイザーのミョンミョンした不安にさせるような音を耳障りなカンジに流すのも印象に残るよな。
音楽のバリエーション自体はそこまで幅広くないが対照的な音楽の使い分けは上手かったと思うぜ。

LetsScareJessica6.jpg
哀愁漂うピアノがピッタリな舞台
ガイコツ
そろそろまとめに入りますが、
非常に地味な作品ではあるので多少好みが分かれそうな気もしますが、映画全体が他にはあまりない独特で怪しげな雰囲気をまとっている非常に面白い映画だと思いました。

ロボコップ
そんなに長い映画でもないし今ならTSUTAYAで普通に借りられるから、気になっている人は一度観てみても損はしない作品じゃないかなと思うぜ。
では今回はこのくらいかな、じゃあの。

ガイコツ
ホラー映画なので人死になどはありますが、ゴアシーンはほとんどないと言っても問題ないくらいの作品なので個人的には人を選ばずオススメできるかなと思います。
ではまたー。




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この情報はありがたいです!!
これ実はかなり気になっていたんですが、地雷臭もかなりしたので(笑)、何となく手が出ないでいた一本です。私はもともと「パラノーマル」系のワッと脅かすやつよりは、こういった地味怖なやつの方が好きなので、こちらのレビューを読んで見る決心がつきました(笑)。エミリーさん、写真からゾクゾク伝わってくるものがありますね。
[ 2015/08/14 01:53 ] [ 編集 ]
コメント失礼します
Twitterではフォローありがとうございました!コメント失礼します。
『呪われたジェシカ』、もう半年前に観たので鮮明に覚えているわけではないのですが、この作品は静かで靄がかかったような不明瞭さが印象的ですよね。
結局どういった事態だったのか、考察が盛り上がっている作品のようですが、ハッキリ判断しない方が余韻を楽しめそうな作品だと個人的には感じます。
静かなホラー映画として素敵な作品ですね。
[ 2015/08/14 20:11 ] [ 編集 ]
残暑お見舞い申し上げます。
今日は~。
これは家にある「カルト映画館」という本に「スティーブンキングお気に入り映画」と
紹介されてたんで気になってました。
DVDなってるんですね~。ジワジワ怖い映画好きとしては観て損ないかな?

(スワローズ、夏の終わりとともに調子も怪しくなってきましたね。
先発陣のイマイチさはどうにかならんもんかと思います。
トレード組・山中の頑張りは嬉しいところですが。)


[ 2015/08/17 10:11 ] [ 編集 ]
Re: この情報はありがたいです!!
コメントありがとうございます!

この作品、気になっていた方も多かったのか、
自分以外にも最近レビューををアップされている方も結構見かけますね~。

自分はツタヤぶらぶら~っと回って適当に手に取った数本の中に偶然(?)あったのでそんな意識せず借りちゃいましたが、
借りる前に吟味してたりしたら借りるか相当迷う一本だろうなと思います(笑)

何はともあれ地味怖好きな方にはなかなかオススメできる作品だと思うので是非観てみてください!
[ 2015/08/18 00:03 ] [ 編集 ]
Re: コメント失礼します
コメントありがとうございます!
こちらこそフォローありがとうございました。

仰る通りで不明瞭さがすごく印象的な作品ですよね~。
自分も細かいところは忘れても体感した雰囲気はタイトル聞くたびに思い出すんだろうな~と思います。

考察して自分なりの答えを出すのもそれはそれで面白そうですが、
私も作品の不明瞭さを受け入れてジェシカ自身が感じているだろう夢か現か・・・みたいな感覚はそのまま取っておいた方が個人的にいいなぁという気がしますね~。
適当に手に取った一本だったのですが、すごく良い作品でした。
[ 2015/08/18 00:20 ] [ 編集 ]
Re: 残暑お見舞い申し上げます。
コメントありがとうございます!
お返事がだいぶ遅れてしまいまして大変失礼しました。

スティーブン・キングお気に入りの映画なんですね~。
キング作品と通じる空気があるような気もしないでもないので、何となく分かるような気がします
(キングの監督作とは全然雰囲気が違いますが笑)
もうこれ書いてる頃にはご覧になってるかもしれませんがオススメです。

スワローズ単独首位ながら三つ巴、四つ巴(?)の様相を呈してきて混沌としてますね~。
バレンティン山中杉浦の復帰でブーストがかかって抜け出せるといいんですが。
(ミレッジ好きなのですがさすがに今の状態は見てられません・・・悲しい。)
[ 2015/09/14 01:25 ] [ 編集 ]
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