レスラー ~ダメ男!~

ガイコツ
どうもです。
今回は「レスラー」について話していきましょう。


ロボコップ
この映画はダーレン・アロノフスキー監督の2008年の作品だ。
「ブラックスワン」「π」に続いてこの監督の作品を観るのは3作品目だな。


ガイコツ
この監督の作品は破滅的で観終わった後あっけにとられるというか呆然としてしまうんですが、その破滅の表現がパワフルで魅力的に感じますよね。


ロボコップ
まあなんというか破滅映画なら俺に任せろ的な感のある監督だな(笑)
ではそろそろ内容の話に移ろうか。
ストーリーはこんなカンジ。




ランディ・ロビンソンは80年代に大活躍したプロレスラー。しかしそんな栄光も今は昔、それでも彼は老体に鞭打ちながら小さな地方興行に出場して細々と現役を続ける不器用な男。ひとたびリングを降りれば、トレーラーハウスに一人で住み、スーパーマーケットのアルバイトで糊口を凌ぐ孤独な日々。そんなある日、長年のステロイド常用がたたって心臓発作で倒れたランディは、ついに引退を余儀なくされる。急に戸惑いと不安で心細くなったランディは、馴染みの年増ストリッパー、キャシディに心の安らぎを求めたり、長らく疎遠となっていた娘ステファニーとも連絡を取り修復を図ろうとするのだが…。
allcinemaより引用
レスラー
     ∧_∧
     ( ゚ω゚ ) 破滅は任せろー
 バリバリC□ l丶l丶
     /  (    ) やめて!
     (ノ ̄と、   i
            しーJ

ガイコツ
かつては伝説のレスラーだったが今はピークも過ぎスーパーでアルバイトしながら小じんまりとした規模で興行を続けているレスラー、ランディ。心臓発作がキッカケで医者にレスリングがもう無理だと言われ、生き方を変えていくことを余儀なくされてしまうが・・・といったストーリーです。
まず何といっても主演のミッキー・ロークが素晴らしいですね。

ロボコップ
役者本人の生き方とかなり重なるところがあるから、漂う哀愁とか枯れたカンジがすごいリアリティがあるよな。
「エンゼルハート」のときのようなイケメン的な魅力はもうないが、不器用なダメ男の何とも言えない味わい深さがあるぜ。

レスラー1
落ちぶレスラー!
ガイコツ
主人公のランディについてですがコイツがホントにどうしようもなくダメな奴なんですよねー。
そんか彼が唯一輝くことのできる場所がリングの上で今までそれにしがみつくことで現実の辛さから目をそらしてきたのですが、心臓発作を機に現実と向き合わざるを得ない状態に追いやられてしまいます。

ロボコップ
で、現実と向き合って生きていこうとするんだがそれは自分のダメさに直面するということで非常に辛い、耐えられない、で逃れようとしてしまう。
自業自得と言ったらそれまでなんだが、娘との仲を修復しようとするエピソードなんかは観てるこっちまで苦しい気分になってしまったぜ。


ガイコツ
別にランディに同情の余地はないですし、当然の結果ではあるんですが自分のダメさに直面する辛さに関しては筆者も割とダメ人間なので痛い程分かるようです(笑)
普通の人なら辛くても現実を受け入れざるを得ないようになるんですが、ランディにはリングでの輝きが現実よりも大事なものとなっているがため現実を受け入れられません。

レスラー2
ガックリうなだレスラー!
ロボコップ
現実が本当に辛くて受け入れられないからファンタジーの世界に逃げ込んでしまうというところはちょっと「パンズ・ラビリンス」を思い出したな。
まあそこに追い込まれるまでの過程が全然違うからホントにファンタジーの世界に逃げ込むっていう一点だけだけど(笑)

ガイコツ
あとエンディングを観ている側に判断を委ねるというのもまあ共通点と言えば共通点かもしれませんね(笑)
エンディングといえばその直前の思いを寄せる女性とのエピソードが「ロッキー」と真逆のすごいシビアなものになってたのが面白かったですね。

ロボコップ
ロッキー→思いを寄せる人が心配して会場に入って来る
レスラー→思いを寄せる人が愛想尽かしていなくなる

この作品らしいっちゃらしいんだがヒエ~ってカンジだったな(笑)
つかみ取っていく「ロッキー」と捨て去っていく「レスラー」はすごく対照的な物語だな。


レスラー3
彼女の前でうかレスラー!
ガイコツ
あと今回は他のアロノフスキー作品と違って幻覚などの幻想的な映像は出てこない代わりに、プロレスのシーンが凄まじいです。
今までプロレスをほとんど見たことがなかったのですがあんな激しいことやってるんですねー。ホチキスとか有刺鉄線とかヒエーッと思いながら観てしまいました。

ロボコップ
それと今回は撮り方がドキュメンタリーみたいな撮り方だったのが印象的だったな。
過剰に感動を煽ったりせず淡々と写しているカンジが個人的には結構良かったぜ。


レスラー4
血まみレスラー!
ガイコツ
そろそろまとめにはいりますが、
過去に栄光を掴んだがその後それゆえに現実と向き合うことに苦しんだ男の行く末には分かるところもあるんですけどそれは・・・っていうどうとらえるべきか観た後も考えてしまう作品ですね。


ロボコップ
観る人によって感じ方が大きく違ってきそうな話だよな、基本自業自得なので多分のれない人はとことんのれない気がする。
でも素晴らしい作品だと思うので一回は是非観てみて欲しい作品だな。
では今回はこのくらいかな、じゃあの。


ガイコツ
ミッキー・ローク復活の雄姿も見られますし是非是非、イケメンではなくなってますけどね!(笑)
ではまたー。





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自分がダメ男と認めたくはないのだけれど、、、
自業自得で全く同情の余地がない人の姿を見て身に詰まされるっていうのは、ダメ人間としての自覚があるとはいえ、やっぱりキツイですよねぇ、、、(苦笑)。

私はこの映画でミッキー・ロークの良さを初めて知りましたが、それはまぁいいとしても、この監督は「レクイエム・フォー・ドリーム」でも「ブラック・スワン」でも、本当に登場人物たちに容赦ないって言うか何て言うか、、、別にここまで追い詰めんでもええやろ!! と、思わずエセ関西弁で突っ込みたくなりますね(笑)。

10代の頃は「イタイ大人にだけはなったらアカン!!」と思っていたんですが、気付けば立派なそれになってしまっていたというのを、こういう映画を見ることで改めて再認識させられます(泣)。

ちなみに、私が今まで見てきた映画の中では、「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」という作品の主人公がダントツでダメダメです。内容は「タクシードライバー」と似たり寄ったりなんですが、まぁ、何一つ救いがないので、あまりオススメはできません(笑)。でも、それまであまり好きではなかったショーン・ペン(主演)をこの作品で好きになったので、やはり「ダメ男」には嫌でも感情移入してしまうということでしょうねぇ、、、。
[ 2012/12/09 15:35 ] [ 編集 ]
Re: 自分がダメ男と認めたくはないのだけれど、、、
コメントありがとうございます!

この作品すごい面白いんですけどキツイですよねー。
観た後にレビューサイトなどを覗いてみたんですが、「全く共感できなかった」という感想もあったりして「それはお前さんがとてもまっとうな人間だからだよ!」とか一人悲しいツッコミを入れてしまいました(笑)
一回自分のあまりのダメさ加減に叩きのめされたことのある人はダメ人間ランディーを完全に批判的な目線では見られなくなってしまいますね・・・。

この監督の主人公追い詰め映画(というよりそれしか撮ってない?)はホントにストイックにキリキリと追い詰めていきますよねー(笑)
話自体はそんなに入り組んでいたりはしないんですが破滅までの過程の描き方、主人公の追い詰め方に毎回感心してしまいます。

イタイ大人を嫌がっていたのって今考えると自分にもその素質があると薄々感づいていたからなのかもしれませんね(苦笑)

「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」ですか・・・「タクシードライバー」もかなり好きなので気になります。
オススメしないと言われると余計に気になります(笑)
最後にダメ男万歳!(泣)
[ 2012/12/10 08:37 ] [ 編集 ]
お久しぶりです!
「レスラー」は劇場鑑賞しましたが9割、男性客でしたね。
 ミッキー・ロークはブームになった80年代は妙にカッコつけてて好かん俳優でしたが、
 あのころを知る者にとっては「よくこの役、引き受けたな~。」と感心しました。

 それとマリサ・トメイも良かったですね。
 ロークと同じくまさに体当たり演技!彼女は若くしてオスカーとったので伸び悩みましたが
 年とってから味のある、いい女優さんになりました。

 プロレスには全く詳しくありませんが元レスラーが集合してのサイン会場面は悲しすぎて
 正視できませんでした(泣)
 現役のときは華々しく活躍してても引退すればタダの人になってしまう悲哀というか。
 この映画の主人公の最後の選択は案外、間違ってないかもしれません。

 (岩村、ヤクルト復帰しましたね。しかし個人的には思い入れのない選手なので
  あまり期待してません。大リーグ帰りとはいえ、楽天クビになってますからねぇ。
  同じく大リーグ帰りの現ロッテ・井口ぐらい活躍できれば御の字かと思います。)
[ 2012/12/12 08:44 ] [ 編集 ]
Re: お久しぶりです!
コメントありがとうございます!

題材がプロレスですしね・・・劇場が暑苦しそうです(笑)
ミッキー・ロークは80年代の人気を知っているとすごいギャップでしょうねー、顔もすっかり変わってしまってカッコつけどころか悪役できそうなカンジですし。

マリサ・トメイも揺れ動く女性を好演していてすごく印象的でしたね。
主要なキャストが二人とも体当たり演技でカムバックっていうのが作品の雰囲気とも合ってて面白いですよね。

元レスラーのサイン会はホントにキツかったですねー。
野球選手だと引退後も仕事がたくさんある人もいますが、それでもこういう人も多くいるんだろうなぁと考えてしまいました。
最後の選択は間違ってたとは言えないんですが選択までの過程を考えると何とも言えない悲しさがあります。

岩村は向こうでやった怪我から一気に崩れてしまいましたよね・・・。
年齢的にはまだ老けこむほど年齢でもないのでカムバックしてくれると戦力的にも嬉しいのですがどうでしょうか・・・。
[ 2012/12/13 09:58 ] [ 編集 ]
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